上野駅でストリートナンパを始めてみた

上野駅でストリートナンパデビューをしたので、記録をまとめておく。

基本情報

  • 1月初旬の土曜日
  • 20時30分上野着
  • 2声掛け
  • 所要時間は食事を含めて2時間

強くてコンティニューなんてありえない

東京メトロ日比谷線上野駅から地上に出て、歩道橋を駆けた。

上野の土地勘はない。どっちに行けば女の子がいるのかもわからない。

歩道橋の上から街を眺めた。

人が多い方面がある。後からわかったことだが、「アメ横」と呼ばれる商店街に集まる人々によってできた人混みだった。

アメリカ横丁ではなく、アメヤ横丁の略称である。

戦後の物がない時代、当時は貴重品だった飴を売る店がガード下に並んだことから「飴屋横丁」と呼ばれた。

飴以外にも、軍からの横流し品や近郊農村からの買い出しで持ち込んだ食料を持ち寄って闇市が開かれていたそうだ。

アメヤ横丁 – wikipedia

アメ横に突撃し、たまたま一人で歩く女の子を見つけたが、ユニクロに吸い込まれるように消えてしまった。

3分ほどぼんやり過ごしていると、ユニクロに吸われた女が出てきたので、意を決して声をかけてみた。

💁🏻‍♂️「す、すいません」

🙅🏻‍♀️「……」

ゴミを見るような目で睨まれ、無視された。

ストリートナンパの洗礼だ。だが、これでいい。

僕は何も失っていない。

「一声かける」という経験を得た。このゴミ扱いこそがストナンの醍醐味なのだ。

一瞬ひるんだものの、気を取り直し、上野の夜に駆ける。

まだゲームは始まったばかりだ。

仲町通り商店街

上野のパブリックスタンドは人が溢れるほど盛り上がっていた。

なんとなく人混みを避けてしまうのは、コロナの精神的な後遺症だろう。

コロナは大したことはなかったが、精神に及ぼした影響は思いの外大きい。

仲町通り商店街をウロウロと歩き回ったが、このあたりには基本的に、客引きの女の子しかいなかった。

数え切れないほどのガールズバーが並ぶ。目が合うと笑顔で微笑んでくれる。金が絡むと女の子は優しくなるのだ。

お客様に女の子は優しい。

だが、客でない立場から口説かねば、男は磨かれない。

ガールズバーに行ってしまいたい気持ちを抑えつつ、一人で歩く女の子を探す。

途中、腹が減ったのでラーメンを食べた。全然美味しくなかった。

上野駅前交差点で起きた奇跡

仲町通りは夜職の女の子以外はいなそうだったので、上野駅方面に戻ることにした。

高架下がやたらとガヤガヤうるさい。そうここはアメヤ横丁なのだ。

アメ横をうろついていると、セーター越しにも明らかな巨乳の女の子と手を繋ぐ男がいた。

CENTURION HOTEL (センチュリオンホテル)の前で入るか入らないかでウダウダいちゃいちゃとしていた。

女の方が乗り気に見える。この男はこれからこの女を抱くのだ、と思うと無性に羨ましくなった。

しばらく観察していると、女が男の手を引き、ホテルの中に消えていった。

CENTURION HOTEL はラブホテルではないが、2人で1万円程度で宿泊できるので、ラブホテル代わりにも使えるかもしれない。

CENTURION HOTEL 上野

巨乳がセックスしているであろう様子を想像しながら、勃起しながら上野駅方面に歩いていると、千鳥足で歩く女の子を見つけた。

💁🏻‍♂️「すいません」

と声をかける。

💁🏻‍♀️「んー?」

お、なんだか距離が近い。

💁🏻‍♂️「お姉さん、すごいタイプだなって」

💁🏻‍♀️「えーどうしたのぉー?」

めちゃくちゃ酔っ払っている。

これは…やれるのでは?

💁🏻‍♀️「マフラーを失くしちゃってぇ」

💁🏻‍♂️「え、どこ無くしたん?」

💁🏻‍♀️「さっき飲んでて忘れてきちゃったの」

このまま居酒屋に連れ出したい。

しかし僕の中に潜む臆病さが、僕を「いい人」にしようとする。

💁🏻‍♂️「マフラーくらい買ってあげるよ」

💁🏻‍♀️「え、いいのぉ?笑」

💁🏻‍♂️「どんなマフラー?」

💁🏻‍♀️「5万円くらいするのよー笑」

💁🏻‍♂️「よし!探しに行こう」

5万円のマフラーなど買えるわけがない。Air Pods Pro が買えるではないか。

しかし…今振り返ると、ここが勝負の分かれ目だった。

ここで

🤷‍♂️「マフラーは友達が持っててくれるって!今日は飲み行こ!」

のように、軽いノリで誘えば飲みにいけたかもしれない。

先の展開を読んで、「連れ出す」という目的に向けてトークを展開していくのが重要だった。

腕を絡ませてくる。距離が近い。

心臓がバクバクして飛び出そうになった。久しぶりに女の子と接近した。

こんなにも緊張するものなのか。

「ありがとうございました!この子は私が送っていくんで!」

お礼を言いながらも、”ナンパ男からこの子を守る”といった意志を感じた。

こうなる未来は見えていたのに…。せめてLINEを交換しておくべきだった。

自分の一つ一つの判断の誤りを悔いた。

上野の土曜日のストリートの傾向

  • 土曜日の上野を1人で歩いている女の子は少ない
  • 上野二丁目仲町通り商店街は夜のお店ばかりでストナンには向いていない
  • アメ横は人が多く、盛り上がりまくっている
  • 飲み帰りに1人で歩く女の子は狙い目かもしれないが、運が良かっただけの可能性もある

教訓

  • 友達に警戒しなければならない

汝のリスクを愛せ

ストリートナンパで心臓が飛び出るような体験をして、改めて気付いた。

僕は不確実性を愛していたんだ。予定調和はつまらない。

「やれるのか、やれないのか」

「脱がせたら巨乳か」

「フェラはうまいのか」

蓋を開けてみないとどっちかわからない。そんなギャンブルをしてこそ、生きている実感が湧く。

パパ活アプリで巨乳と出来レースでセックスしたときもそれなりに緊張感はあったが、ストナンほどの高揚はなかった。

生きてるってこういうことなんだと感じた。

傲慢になるな

ナンパを続けていくうちに、今日のような新鮮さは失われていくのだろう。
当たり前にセックスして、女の子に愛されていくうちに、傲慢さが生まれるかもしれない。

女慣れはしていかねばならないが、傲慢にはなってはいけない。

今日、ここで誓う。僕は傲慢にはならない。偉そうにならない。

この先、どんなクズみたいな女に会っても、嫌な目にあっても、馬鹿だと思っても、女を憎まない。見下さない。

それが僕の成長なのだから。



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